旅行にドライヤーを持っていくかって、毎回ちょっと悩みますよね。
海外なら電圧や変換プラグの問題、ホテルの備え付けで足りるのか、飛行機に持ち込めるのか…考えるほどややこしくなりがちです。
特に、電圧が違う国へ行くときやコードレスドライヤーを機内に持ち込みたいとき、国内旅行でも愛用の大風量ドライヤーを持つべきかは、
髪の長さやスタイリングのこだわり、荷物の量によっても変わります。
せっかく写真を撮る機会が多い旅行中は、できれば髪もいい感じにしておきたいですよね。
この記事では、海外の電圧や変圧器の考え方、機内持ち込みのルール、ホテルのドライヤーの実力チェック、国内旅行での賢い持参パターン、
さらには『ドライヤーなし』の時短テクまで、迷いがちなポイントをまとめて紹介します。
毎回もやっとしがちな「旅行にドライヤー持っていくべき?」問題を、この機会にスッキリ整理して、次の旅支度をもっとラクにしちゃいましょう。
- 旅行にドライヤーを持っていく判断基準
- 海外・国内の電圧や持ち込みルール
- ホテルドライヤーの性能確認ポイント
- 荷物を減らす工夫と旅行用モデルの選び方
旅行にドライヤーを持っていくべきかの判断基準

荷造りをしていて、「ドライヤーって持っていくべき?」と迷うこと、ありますよね。
実はこれ、行き先やホテルのタイプ、あるいは「どれくらい髪型にこだわりたいか」によって正解が全然違うんです!
あなたにとって一番いい選択ができるように、まずはいくつかのパターンに分けて整理していきましょう。
海外旅行でドライヤーが必要か見極めるポイント
海外旅行でまずチェックしたいのは、「ドライヤーを持っていくべきか?」よりも、実は電圧やプラグが合うかどうかなんです。
ここを見落としてしまうと、最悪の場合ドライヤーが壊れたり、発熱したり、焦げたようなニオイがしてしまうこともあります。
「海外にドライヤーを持っていくべき?」と迷ったときは、次のポイントをざっくり押さえておくと判断しやすいですよ。
- 滞在先の国の電圧が日本と大きく違うか(日本は100V、海外は220〜240Vが多め)
- 宿泊するホテルのグレードや口コミに「ドライヤー」「風量」への言及があるか
- あなたの髪の長さ(ロングヘア・多毛なら風量命です)
- 毎日ヘアアイロンでしっかりセットしたいか、ざっくり乾けばOKか
- 荷物をどこまで軽くしたいか(バックパッカー旅か、スーツケース旅か)
たとえばヨーロッパだと、ロングヘアでくせ毛の方は、ホテルにある弱めのドライヤーだと乾く前に髪が広がってパサついてしまうことがよくあります。
ナル逆に、ショートヘアで乾きやすい髪質なら、ホテルのドライヤーだけでじゅうぶん、ということも多いんですよ。
- ロングヘア・多毛・スタイリング重視 → 海外対応のドライヤーを持参する価値が高め
- ショートヘア・ミディアムでこだわり少なめ → ホテルのドライヤー+速乾タオルで十分なことが多い
ホテルのドライヤーの風量や性能を確認する


「ホテルのドライヤーって弱そう」というイメージを持っている人も多いですが、最近は 1200〜1800W クラスのしっかりしたドライヤーを置いているホテルも増えてきています。
ただ、その一方で宿によって当たり外れがあるのも正直なところです。
事前にチェックしておきたいポイント
- ホテル公式サイトの客室設備ページに「ヘアドライヤー」の記載があるか
- 楽天トラベルやBooking.comなどの口コミで「ドライヤー」「風量」「髪が乾きにくい」などのワードが出ていないか
- ビジネスホテルかシティホテルか、価格帯はどのくらいか
最近は、風量がしっかりしたタイプや、マイナスイオン機能付きのドライヤーを置いているホテルも増えてきています。
とはいえ、壁に固定されている小型タイプだと、どうしても風量が弱めな場合もあるんですよね。
「ちょっと心配だな…」というときは、予約後にホテルへメールや問い合わせフォームで、軽く「ドライヤーの風量はどれくらいですか?」と聞いてみるのもアリです。
「もし弱い場合、貸し出し用のドライヤーはありますか?」と添えておけば、代わりのものを用意してくれる宿もありますよ。
私自身、ホテルのハンガーやドライヤーをうまく使って洗濯物を乾かすこともよくあって、そのあたりの便利グッズは旅行におすすめの便利グッズまとめでも詳しく紹介しています。
国内旅行なら高性能な愛用品がおすすめ
国内旅行の場合は、日本はどこへ行っても電圧が100Vで統一されているので、電圧の心配をしなくていいのがラクなところですね。
普段使っているお気に入りのドライヤーも、そのまま持って行って基本的に問題ありません。
特に、次のようなタイプの人は、国内旅行なら愛用ドライヤーを持参するメリットが大きいです。
- ナノケア・マイナスイオン・高浸透系など、ちょっといいドライヤーを普段から使っている
- ブリーチやカラーをしていて、これ以上ダメージを増やしたくない
- 朝のスタイリングに時間をかけたくないので、風量の強さが大事
もちろん荷物とのバランスも大切です。
スーツケースで移動するならフルサイズのドライヤーを入れてもそこまで負担にはなりませんが、リュックひとつで身軽に動きたい場合は、
コンパクトな旅行用モデルや折りたたみタイプに切り替えたほうが快適ですよ。
- ヘアケア重視 → 普段のドライヤー or 高性能な旅行用モデルを持参
- 荷物ミニマル重視 → ホテルのドライヤー+速乾タオルで割り切る
そもそもスーツケースを持っていくかどうかから悩んでいるなら、荷物全体の考え方は国内旅行でスーツケースはいらないか迷ったときの判断基準も一緒にチェックしておくと、全体のバランスが取りやすくなります。
荷物を減らすならドライヤーのレンタルを活用
「なるべく荷物を軽くしたいけど、髪の仕上がりには妥協したくない…」という人にぴったりなのが、高性能ドライヤーのレンタルサービスです。
最近は、Dyson やパナソニックのナノケアといった、普段はちょっと手が出しづらいハイエンドモデルを短期間だけ借りられるサービスも増えてきています。
レンタルのメリット
- 本体を買うより初期費用が圧倒的に安い
- 別の機種をお試し感覚で使える
- 海外の場合でも、現地に送ってもらえるサービスがあれば荷物が増えない
料金はサービスごとにかなり差がありますが、だいたい「数日〜1か月くらいで数千円」程度が目安になることが多いです。
ただしあくまで参考なので、気になるサービスがあれば、公式サイトで料金や利用規約をしっかりチェックしておくのがおすすめです。
- 海外で使う場合は、必ずそのドライヤーが現地電圧に対応しているかチェック
- 破損・紛失時の補償内容や弁償ルールを事前に確認
- 返却期限と返送方法をメモしておき、旅程とずれないようにする
\ドライヤーのレンタルならレンティオで!/
ドライヤーなしで速く乾かすタオルの活用術


「今回は荷物を究極に減らしたいからドライヤーは持っていかない!」という選択も、シチュエーションによっては全然アリです。
その代わり、タオルの選び方と使い方を工夫しておくと、ドライヤーなしでも意外と快適に過ごせます。
吸水性の高い速乾タオルを1枚仕込む
普通のタオルよりも、マイクロファイバー系の速乾タオルや、吸水力の高いヘアタオルを1枚入れておくと、髪の水分を一気に持っていってくれます。
- お風呂上がりに、まずバスタオルではなく「ヘア用タオル」でしっかり水分を取る
- ゴシゴシこするのではなく、髪をタオルで挟んで軽く押すように水分を抜く
- 根元→中間→毛先の順で、髪全体の水分を8割くらいまで減らすイメージ
ここまで丁寧にタオルドライしておくと、その後にホテルのドライヤーを軽く使うだけでもかなり早く乾きますし、自然乾燥でも「いつまでもびしょびしょ」という状態を防げます。
洗い流さないトリートメントとコームでムラをなくす
タオルドライの後は、洗い流さないトリートメントを毛先中心に馴染ませて、目の粗いコームで優しくとかします。
これをしておくと、髪表面が整って乾きが均一になり、パサパサ感も軽減できます。
髪が長い人は、ざっくりでいいので髪をいくつかの束に分けてクリップで留めておくと、内側まできちんと乾きやすいです。
時間があるときは、先に内側を乾かしてから外側を仕上げると、見た目もキレイにまとまります。
タオルやちょっとした乾燥グッズの選び方次第で、ドライヤーなし旅もかなり快適になります。
全体の荷物をコンパクトにまとめるコツは旅行準備をいつから始めるかの徹底解説でも紹介しているので、パッキング前に一度チェックしてみてください。
旅行へドライヤーを持っていく際の選び方と注意点


ここからは、「ドライヤーを持っていく!」と決めたときに知っておきたいポイントを、分かりやすくまとめていきます。
飛行機に持ち込むときのルールや、コードレスドライヤーの電池まわりの決まりごと、海外で気になる電圧やプラグの違い、
そして旅行に向いているスペックまで、ここをチェックしておくと安心して旅に出られますよ。
飛行機への機内持ち込みと預け入れのルール
ふつうのコンセントにつなぐタイプ(コードあり)のドライヤーなら、基本的に危険物とは見なされず、手荷物でも預け荷物でも持っていけます。
ただし、航空会社や国ごとに細かい決まりが違うこともあるので、出発前に一度チェックしておくと安心ですよ。
基本的な考え方
- コード式ドライヤー:多くの航空会社で、機内持ち込み・預け入れともに可とされることが多い
- 機内ではもちろん使用不可(離陸前のアナウンスにもある「電子機器の使用制限」に含まれます)
- 高温になる機器なので、預け入れに入れるときは周りに燃えやすいものを密着させないのが安心



スーツケースのすき間に入れるときは、服でふんわり包んだり、専用のポーチに入れておくと、衝撃からもしっかり守れますよ。
ここでお伝えしていることは、あくまで 『一般的な目安』です。
危険物のルールや持ち込み制限は航空会社によって違いますし、途中で変更されることもあります。
出発前に利用する航空会社の公式サイトで「危険物」や「持ち込み禁止品」のページをチェックして、気になる点があれば問い合わせておくと安心です。
コードレスや電池式のドライヤーに関する規制


最近よく見かけるコードレスドライヤーや充電式タイプは、まずリチウムイオン電池を内蔵しているかどうかをチェックしたいところです。
リチウム電池は飛行機での取り扱いがとても厳しく、容量によって細かなルールが決められています。
ワット時定格量(Wh)でルールが変わる
電池の大きさを見きわめるときの目安になるのが、「ワット時定格量(Wh)」という数字。
取扱説明書や本体のラベルに書かれていることが多いので、旅の前にサッと確認しておくと安心ですよ。
- おおむね100Wh以下:本体に内蔵された状態であれば、機内持ち込み・預け入れともに可とされることが多い
- 100Wh超〜160Wh以下:機内持ち込みや預け入れが可能な場合もありますが、予備バッテリーの個数制限(合計2個までなど)が設けられることが多い
- 160Wh超:多くの場合、機内持ち込み・預け入れともに不可とされる
電池式ドライヤーを預けるときの注意点
- 可能であれば、電池を本体から取り外し、電池は機内持ち込み手荷物に入れる
- 電源スイッチが勝手に入らないように、フライトモードやロック機能があれば必ずONにする
- 予備電池の端子部分はテープで保護するか、専用ケースに入れて短絡を防ぐ
リチウム電池まわりのトラブルは安全面への影響が大きいので、少しでも心配があるなら、思い切ってコードレスではなくコード式のドライヤーを選ぶのも一つの手です。
海外対応の変圧器や変換プラグの完全ガイド
海外旅行のときによく混乱しがちなのが、変圧器(トランス)と変換プラグ(アダプター)の違いなんです。
ここをきちんと押さえておけば、ドライヤー以外の家電にも安心して応用できますよ。
変換プラグ(アダプター)とは
変換プラグは、コンセントの『形』だけを合わせるためのアイテムです。
Aタイプ、Cタイプ、BFタイプなど、差し込み口の形が合わないときに使うもので、あくまで『物理的に形を合わせる』だけです。
電圧はまったく変えてくれないので、その点だけは気をつけてくださいね。
変圧器(トランス)とは
変圧器は、「電圧そのものを変えてくれる」機器です。
たとえば、240Vの国で日本の100V用ドライヤーを使いたいときは、それに見合うパワーを持った変圧器が必要になります。
ただし、ドライヤーのような高出力の家電に使える変圧器は
- 容量が大きく重い(数kgクラスになることも)
- スーツケース内でかなりのスペースを取る
- 長時間使うと熱を持つことがある
という理由から、正直なところ旅行との相性はあまり良くないのです。
海外旅行に持っていくなら、最初から100〜240V対応の「デュアルボルテージドライヤー」を選ぶのが、いちばん手軽で安全です。
中には、手動のスイッチで電圧を切り替えるタイプもあるので、渡航先に着いたらきちんと「現地の電圧」に合わせたかどうか、忘れずにチェックしてくださいね。
主要エリアの電圧とプラグ早見表
| 地域 | 代表的な国・地域 | 電圧の目安 | 主なプラグタイプ | ドライヤーのポイント |
|---|---|---|---|---|
| アジア | 台湾 | 約110V | Aタイプ | 日本と近いが、対応電圧を確認しておくと安心 |
| アジア | タイ・香港など | 約220V | C・O・BFタイプ | デュアルボルテージ必須。変換プラグも用意 |
| ヨーロッパ | イギリス | 約230〜240V | BFタイプ | 高電圧+BFプラグ。海外対応ドライヤーが前提 |
| ヨーロッパ | イタリア・ポルトガルなど | 約220〜230V | C・Fタイプ | デュアルボルテージ+Cタイプの変換プラグはほぼ必須 |
| 北米 | メキシコなど | 約110〜127V | A・Cタイプ | 日本と近いが完全に同じではないので、海外対応機だと安心 |
軽量でコンパクトな旅行用モデルの選び方
旅行用にドライヤーを新しく選ぶなら
- 「軽さ」
- 「速乾性」
- 「安全性」
のバランスが大事です。
なんとなく安いコンパクトドライヤーを買ってしまうと、風量が弱くて結局ほとんど使わない…なんてこともあります。
そんな失敗を防ぐためにも、スペックはしっかり確認しておきましょう。
チェックしたい主なスペック
- 重量の目安:本体400g台以下だとかなり持ち運びやすい(コード除く重さで確認)
- 風量・出力:おおむね1200Wクラスか、それに相当する大風量タイプが安心
- 折りたたみ機能:ハンドルが折りたためると、スーツケースのすき間にスッと入れやすい
- 海外対応:100〜240V対応かどうか、切り替えスイッチの有無をチェック
- 髪へのやさしさ:マイナスイオンや遠赤外線など、熱ダメージを抑える機能があるか
どこまでのスペックを求めるかは人それぞれですが、「軽ければいいや」と軽さだけで選ぶと、乾かす時間が長くなって逆にストレスになりがちです。
普段使っているドライヤーの風量が強いタイプなら、旅行用もできるだけその差にストレスを感じないレベルを狙いたいところですね。
- 海外に行くならまず電圧対応(100〜240V)
- 次に風量(1200Wクラス or 大風量表記)
- その上で重量とサイズ(400g台以下・折りたたみ)
- 余裕があれば美容機能(マイナスイオンなど)
荷物全体をどうコンパクトにまとめるかについては、ドライヤー以外のアイテムも含めて旅行におすすめの便利グッズまとめで詳しく書いているので、合わせてチェックしてみてください。
結論:旅行にドライヤーを持っていく賢い選択
最後に、ここまでの内容を「どう判断するか」という視点でまとめておきますね。
旅行にドライヤーを持っていくかどうかは、安全性・使いやすさ・髪の仕上がりの3つをどうバランスよく考えるかで決めると、すっきり整理できますよ。
国内旅行の場合
- 電圧の心配がないので、ヘアケア重視なら普段のドライヤーをそのまま持っていくのもアリ
- 荷物を軽くしたいなら、ホテルのドライヤー+速乾タオルで十分なことも多い
- コンパクトな旅行用モデルを1台持っておくと、出張や帰省にも流用できる
海外旅行の場合
- 100V専用ドライヤー+大容量変圧器という組み合わせは、重さと安全面の負担が大きめ
- 現実的で安全なのは、100〜240V対応のデュアルボルテージドライヤー+変換プラグ
- どうしても荷物を減らしたいときは、ホテル設備+速乾タオル+レンタルサービスという組み合わせも検討
ドライヤーを持たない選択肢
- 吸水性の高いタオルと、簡単なヘアケアアイテムを組み合わせれば、意外と快適に過ごせる
- ロングヘアの場合は、タオルドライとブロッキングを丁寧にやるだけで乾き方がかなり変わる
電圧まわりの話や、飛行機での危険物ルールは、安全に関わるとても大事なポイントです。
この記事内でもできるだけ分かりやすく整理していますが、すべてのケースをカバーできるわけではありません。
必ず各国の公的機関や航空会社、メーカーの公式サイトなどで最新の情報を確認し、不安があるときは電気の専門家や旅行会社などのプロに相談してくださいね。
あなたの旅が、安全で、そして髪もごきげんな状態で楽しめますように☆彡











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